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<title>ブログ</title>
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<title>Chapter Nine — The Fork in the Road (Part One) </title>
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“ThisIsRough”Keisukeheardthesoundofhisalarmclocksomewhereinthedistanceandmuttered,“I’mintrouble…”Hehadafeelingthatithadalreadybeenringingforquitesometime.Hehadstayeduplateplayingonlinegamesthenightbefore,andgettingoutofbedwaspainful.(Ifourcompanydoesn’tintroduceflextimesoon,they’regoingtoloseahighlytalentedemployeelikeme!)Thenightowlfinallymanagedtodraghimselfoutofbed,irrationallyangryattheworld.Ouch…mybackhurts,too.Ithadtobefromsittinginthesameposition,staringatthescreenforsolong.(Thisisrough…)…Foraboutanothertenminutes,helayinbed,driftingbetweensleepandwakefulness.Eventually,hismother’sangryvoicefromdownstairsfinallyforcedhimtogetup.NooneinKeisuke’sfamilycouldeverdaretodefyhismother…Whenhearrivedatthecompany,henoticedthesecurityguardgrinningathim.“Goodmorning.”Keisukesaiditquicklyandtriedtowalkpast,but“Morning.Youdon’tlooksogoodtoday.”Therewasateasingtoneintheguard’svoice.“What’sthatsupposedtomeanComeon,don’tsaythingsthatkillthemotivationoftheManufacturingDepartment’sace.”“Oh,reallyIhearTakahashi’stheacethesedays.”“TakahashiThatawkwardyoungkidNoway,noway,noway.”“Apparently,theplantmanager’sreallygothiseyeonhim.”“SeriouslyMaybetheplantmanager’sgettingalittletiredthesedays.”Thesecurityguardshrugged,stillgrinning.“That’ssomeconfidenceyou’vegotthere.”“I’mtheace.”Keisukesaiditashewalkedaway.You’reayoungkidyourself,thesecurityguardthought,laughingtohimself.Abouttwohoursafterworkbegan,theplantmanagercameovertoKeisukewithacupofcoffee.“Hey,Sano.How’sitgoing”“What’sthis,BossComingallthewayoverhereyourself”“What,amIbotheringyou”“Nah,I’mfine.I’llhaveitfinishedbeforefour.Noneedtoworry.”Keisukekeptworkingashespoke.Theplantmanagerstoodashortdistanceaway,watchingKeisukeworkwhilesippinghiscoffee.“You’vegotsomerealtalent,youknow.”“Thankyou.”“Youwereaskedtomakethisoneoutofstainlesssteel,andthatmakesithardertoshape…Ithoughtitmightbedifficult.Butit’sturnedoutreallynice.”Theplantmanagerleanedagainsttheedgeoftheworktableashespoke.“……”“What’swrongNotsatisfiedwithit”Keisukelookedup.“Comeon,Boss.Thisisnothing.ThatV08boxwedidtheotherdaywaswayharder.Youcouldn’thammeritintoshape,soIhadtocomeupwithsometrickswiththewelding.”“Oh,thatone.Yeah,weusuallyhadYamase-sanhandletheV08s.Thatonereallydidturnoutwell.”Theplantmanagerpaused.“Oh,speakingofwhich,anotheroneofthosehascomein.”“WhatAgain”“What,youdon’twanttodoitWecouldaskTsubakiinstead.”Theplantmanagersaidthisashestartedtostraightenupfromtheedgeofthetable.Keisukehurriedlystoppedhim.“No,no,it’snotthatIdon’twantto.I’lldoit.”“……”“I’mcountingonyou.”“OK,Boss!”Keisukesaiditjokingly.(Whatdidhecomeoverherefor,anyway)Stillwondering,Keisukeimmediatelygotbacktowork.(Tobecontinued.)
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<link>https://ishii-oem.com/blog/detail/20260811065933/</link>
<pubDate>Tue, 11 Aug 2026 07:01:00 +0900</pubDate>
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<title>Episode 8: "Because"</title>
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Becausetheworldisrounditturnsmeon
Becausetheworldisround...aaaaaahhhhhhBecausethewindishighitblowsmymind
Becausethewindishigh...Loveisold,loveisnew
Loveisall,loveisyouBecausetheskyisblue,itmakesmecry
Becausetheskyisblue...WrittenbyJohnLennon6:30inthemorning.Theworkdaybegins.Forthesecurityguard,morningsstartearly.Theairwasalreadybeginningtofeelhotasheopenedthefactorygate.Someemployeeswouldbearrivingsoon."Goodmorning.""Goodmorning."Everydaybeganwiththosesimplewordsexchangedwithsomeonepassingthroughthegate.Itwasastrangekindofjob.Thepeoplewhowalkedpasthimseemedtochangesomehowastheypassedthroughthegate.Ofcourse,somesimplywalkedinwithoutathought.Therewereexceptions,toothepresidentandotherexecutives,theveterancraftsmenwhohadworkedthereformanyyears.Buteventheycarriedadifferentairaboutthemonspecialdays.Thesecurityguardnoticedthingslikethat.Therewassomethingelsehehadlearnedtonotice.Hecouldsensechangessimplybylookingatpeople'sfaces.Happiness.Sadness.Anger.Nervousness.Thelookofsomeonewhohadjusthadsomethinggoodhappen.Eventhewaytheywalkedcouldtellhimsomething.Everydaywasthesame,repeatedoverandover...andyet,notwodayswereeverexactlyalike.Recently,therewasoneyoungmanwhohadcaughttheguard'sattention.Hewastallandfresh-faced,buthealwayswalkedwithhisheaddown,hisexpressiondark."Goodmorning."Theguard'sgreetingseemedtodisappearintothemorningsky....Oneafternoon,thesecurityguardwasstandingoutsidetalkingwiththefactorymanager."Thenewrecruitsthisyearhaverealpotential.""Yousoundhappy,Manager.""Letmeguess.""Sixofthemwereassignedtothefactoryfloor""Exactly!"Themanagersmiled."Impressive,isn'tit""Theirsupervisorsareputtingalotofeffortintotrainingthem.""Everyone'ssayingthisyear'sgroupisagoodone.""I'mlookingforwardtoseeinghowtheyturnout.""Isupposewhatwelookforwardtochangesaswegetolder."Themanagernodded."You'rerightaboutthat.""WatchingyoungpeoplegrowhasbecomeoneofthethingsIcareaboutmost.""Wewereyoungonce,too.""Wewererookiesonce.""Idon'trememberthat.""Thatwasfartoolongago."Theybothlaughed."They'regoodkids,too,aren'tthey""Youngpeoplethesedaysseemprettystraightforward.""Yes...""But..."Theguardnoticedthehesitationinhisvoice."Somethingbotheringyou""Youseemalittleuncertain."Thefactorymanagerwasquietforamoment."Don'tyoufeelit"Theguardgaveasmallnodandlookedupatthesky.Theafternoonsunwashot.Summerwasalmosthere.Theskyabovethefactorywasoneofthethingstheguardlikedmostabouthisjob.Itstretchedhighabovethem,endlesslyblue.Thesameskyasalways.Thesameskyithadalwaysbeen."Butyouknow,Manager...""Youweren'tverygoodatsayinghelloyourselfwhenyouwereyoung."Thefactorymanager'sfaceturnedred."Idon'trememberthat.""Thatwasfartoolongago."Theguardsmiled.Foramoment,thefaceoftheyoungmanandtheembarrassedfaceofthefactorymanagerseemedtooverlap....Thenextmorning,attheusualtime,thesecurityguardopenedthegate."Goodmorning."Andanotherdaybegan.
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<link>https://ishii-oem.com/blog/detail/20260810063528/</link>
<pubDate>Mon, 10 Aug 2026 06:39:00 +0900</pubDate>
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<title>インターミッション 今後の「ショートストーリー」の方向性</title>
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今まで、ずいぶん好き勝手に書いてきました。始めた頃と比べると、自分自身の思いも、ずいぶん変わってきたように思います。そもそも、この「ショートストーリー」を始めたきっかけは、ものづくりの素晴らしさを、主人公や場面を変えながら物語にして伝えていくことで、パネモデルやイシイエンジニアリングのことを、少しでも知ってもらえたら、というものでした。ところが、実際に書き始めてみると、少しずつ違う方向へ進み始めました。考えてみれば、以前は商品の良さについて書いていたブログでした。それが、書きたいことを書き尽くしてしまったように感じて、この形を始めたのです。そんな自分が、今度は「ものづくりの素晴らしさ」という限られたテーマだけで物語を書き続けようとしても、やはり、どこかで行き詰まってしまう。……まあ、もともと、私は飽きっぽいのです。それに、「ものづくりは素晴らしい」「努力すれば希望がある」といったところに、毎回物語を着地させようとすると、どうしても人間の心を描き切れないような気がしてきました。もちろん、ブログを書く上では、それが悪いことだとは思いません。読んでくださる方に、明るい気持ちになってもらえることも、大切なことだと思います。ただ、わたしにとっては、少し違う。人間は、いつも前向きに生きられるわけではありません。嬉しいこともあれば、悲しいこともある。誰かを好きになることもあれば、憎んでしまうこともある。努力しても報われないこともあるし、思いがけないところで救われることもある。答えの出ないことを抱えたまま、生きていくこともあります。そういうものも含めて、人間なのだと思います。そこで途中から、「ものづくりの素晴らしさ」を描くのではなく、ものづくりに携わる人々を描いてみようと思うようになりました。もう少し言えば、「ものづくりに携わる人たちの生活を描いてみよう」ということです。現在は、「黒鉄製作所」という架空の会社を舞台にしています。そこで働く人たちが、仕事をし、悩み、笑い、誰かを好きになったり、家族のことを考えたりしながら、それぞれの人生を生きています。でも、これからは、もう少し世界を広げてみたいと思っています。黒鉄製作所で働く人たちだけではなく、その家族。取引先の人。そのまた取引先の人。会社を辞めた人。近所の人。たまたま居酒屋で出会った人。そうした人たちにも、それぞれの生活があり、それぞれの人生があります。黒鉄製作所は、そんな人たちが一時的に交わる、ひとつの「交差点」なのかもしれません。そして、この町には、黒鉄製作所以外にも、いくつもの交差点がある。そこで人と人が出会い、すれ違い、時には誰かの人生に少しだけ関わって、また別々の道を歩いていく。そんな人々の姿を、これから少しずつ描いていけたらと思っています。ですから、これから先、「ショートストーリー」がものづくりから少しずつ離れていくこともあるかもしれません。もしかすると、会社とはまったく関係のない話を書くこともあるかもしれません。でも、それも含めて、今の自分が書きたいものを書いていこうと思います。まだまだ、文章も未熟です。自分でも「こんな話を書いて、何になるんだろう」と思うこともあります。それでも、書いていると、今まで気がつかなかった人の気持ちや、自分自身のことが、少しだけ分かるような気がすることがあります。だから、もう少し続けてみようと思います。ここまで読んでくださった皆さんには、少しばかり申し訳ありませんが……これからも、どうぞ好き勝手に書かせてください。そして、よかったら、もうしばらくお付き合いください。
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<link>https://ishii-oem.com/blog/detail/20260808064330/</link>
<pubDate>Sat, 08 Aug 2026 06:47:00 +0900</pubDate>
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<title>第十九話　「旅の途中」（後編）</title>
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<![CDATA[
「僕が倒れて意識を無くして目が覚めるまで、約三日間あったそうです。その後も、点滴したまま、横になってたんで、寝たり起きたりしてました。その時も、起きてるのか、夢見てるのか、ぼんやりしてました。僕は、その時、ぼんやりしながら、意識を無くしてた三日の間見ていた夢を思い出したんです。それは、･･････断片的に、少しづつ、思い出しました。･･････明け方に見た夢を、眠くなった昼休みに何故か思い出す、そんな経験ないですか？明け方の眠気と同じ感覚になった時、不思議に思い出す夢･･････。入院中、かなり長い時間夢うつつでした。その時に･･････「夢」かな？･･････まあ、それを思い出したんです。もし、山さんがこれから話す僕の話を信じないなら、それでも構いません。･･････ただ、僕が想像で、作ることが出来る話では、ないんです･･････。すみません。くどくて･･････。ただ、今も話そうかどしようか、迷っているんです･･････。ちょっと、飲みますね。･･････、うまい･･････、やっぱり日本酒は美味しい･･････。･･････夢の中で･･････、僕は昔に戻ったみたいでした。そこには、佳奈がいました。山さんには、言ったことがなかったですが、昔僕は結婚していて、佳奈は僕の妻でした。僕たちは、学生の頃から付き合っていて、社会人になるのを待って結婚しました。佳奈は、とても美しい人で、僕は彼女を愛していました。佳奈も僕を愛してくれていたと思います。ある時、僕は佳奈のことを殴ってしまったことがありました。なんであんなことをしてしまったのか？僕自身も、恐ろしい自分の本性に寒気を感じます。言い訳がましいですが、お酒のせいかもしれません。･･････お酒のせいにしたい僕が、今でもいる、そういう言い方が、その頃から変わらない僕の本当の気持ちかもしれません･･････。ともかく、僕たちはそのことをきっかけに、どんどん離れてしまった。･･････、少なくとも僕は、そう感じてました。妻は僕を恐れている、そう感じることもありました。そう感じた時の僕は、彼女以上に自分をおそろしい･･････、と感じていたと思います。自分の最愛の人に、恐ろしいと思われる、･･････それは、もう愛されることはない、と確信することなんです。冷たく長い時間でした･･････。やがて、佳奈は、僕から去っていきました･･････。それから、五年経ちます。夢の中には、佳奈がいました。彼女は僕を許してくれているようでした。もしくは、まだふたりが、あんな風になる前だったのか、とも思いました。僕は、自分のことを見ることはできませんが、なぜか昔にもどった･･････、そう感じていたからです。佳奈も、若い頃の彼女でした。（佳奈ごめんね。僕が悪かった。）（何が？あなたは悪くないわ。なにかあったのなら、きっと私が悪いことをして、あなたが怒ったのよ。）（違う！そうじゃないんだ、僕は君に酷いことを･･････。）（いいえ、あなたは、優しいひと。自分を責めないで･･････）（佳奈･･････、ありがとう･･････、でも･･････）僕は、泣いていたみたいです。気が付くと、佳奈は、少し遠くに行ってました。（･･････佳奈、どこに行くの？）（あなた、どうしたの、こっちに来て）（･･････どうやって？･･････おい、佳奈、ちょっと待って）（待つわ。こっちよ。あなた･･････、こっち）僕は、必死で佳奈の方に向かおうとしました。（･･････佳奈？）（･･････）（ごめんよ･･････ゆるしておくれ･･････）（･･････）その後、彼女の姿は、見えなくなりました。僕は、しばらく彼女を探していたようです。やがて、また、違う夢をみたみたいですが、それは思い出せません･･････。僕は、彼女がいた夢の断片を、入院中、探してました･･････。」「･･････実船君は、まだ忘れられないのかい、その佳奈さん、のことを」「ええ、そうかもしれません･･････」「苦しいねえ」「･･････実は、退院して、彼女の実家を訪ねたんです。」「いつ？」「今日の昼です。」「･･････そうなんだ。行動派だねぇ、以外に」「離婚して、もうだいぶ経ちますし、･･････純情な男、って年齢でもないので」「それで、どう？･･････会えたの？」「いえ、･･････亡くなってたんです」「えっ？」「もうだいぶ前に、病気で、･･････もしかしたら、僕を呼んでたのかもしれないですね。」「･･････」実船は、静かにグラスに残った酒を飲み干した。
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<link>https://ishii-oem.com/blog/detail/20260806074220/</link>
<pubDate>Thu, 06 Aug 2026 07:43:00 +0900</pubDate>
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<title>第十九話　「旅の途中」（前編）</title>
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「おう、山ちゃん、今日はずいぶん遅いね～」「いやー、会議が長引いちゃってね。もう今から帰って飯の支度をするのもなんだし、寄らしてもらいました。」「何言ってるんスか、山さん。大将なんか山ちゃんに食べさせたいって、特別太ったアジ、他に出さないで待ってたんスよ。」悟が、ビールを運びながら口を挟んだ。時間が遅いせいで、お客さんもまばらな居酒屋「我が家」に悟の元気な声が響き渡った。「そうなの？大将？嬉しいねー。じゃまず、ビールからもらおうかな」「はいよッ」（いつもながら、癒されるなー、「我が家」は）･･････飲みながら少し飯が腹におさまると、山本は少し落ち着いた。「ふー･･････、今日は疲れたなー」「なんか疲れてるね。今日、入って来た時、一瞬別人かと思ったよ」「ホントに？」「ほんと。ホントにほんと。だんだん年とって来たんだから、健康にも気を使わないとダメだよ。」「そだよね～」その時、山本は、店の隅で飲んでる男に気が付いた。。「あれ、大将、あそこで飲んでるの実船（みふね）君？」「そう、そうだ、言おうと思って忘れてた。実船君、来たんだよ。」「せたな～、別人だね。いつから、いたの？」「･･････山ちゃんが来る、三十分くらい前かな？」「しっかし、久し振りだな～」山本は、ジョッキを持って立ち上がった。「大将、良い？席移っても？」「もちろん。おーい、さとる！山ちゃんのコレ。実船君とこに。」「りょーかい！」「･･････実船君、久しぶり。いつ以来？」「ああ、山さん、半年ぶりですよ。「我が家」に来たの」「いや、我が家って、会社はもう来てるの？」「いえ、まだ･･････。仕事って状態じゃないんですよ･･････。」「でも、飲んでるんだ」「ええ」「･･････。」「ふふ、まさか、山さんが説教ですか？」「まさか？！それこそ、まさかだよ。」ふたりは笑った。「で、どうなの？大丈夫？」「まあ、大丈夫じゃないですね。」「そう、飲んで良いの？」「あんまり良くないけど、これないと生きてても面白くないから。･･････チョットだけ。」「医者はなんて言ってるの？」「死にたくなければ、飲むな、ですって」「それなのに、･･････飲んでるの？」「ちょっと、ですよ。僕だって、死にたくないんで。」「ちょっとって･･････、相変わらず無頼だな～、実船君は。」「ははは、でも、倒れた時はビックリしましたよ。まあ、ビックリしたっていうか、目の前が急に傾いて、頭を大きなハンマーで殴られたみたいな、衝撃があって･･････、起き上がろうとしたとこまでは記憶にあるんですが･･････。その後真っ暗に･･････。」「それ、ハッキリ覚えてるの？」「いえ、何となく薄っすらとした記憶があるんですよ。一緒に飲んでた友達が、急に僕が立ち上がって、不思議に思った瞬間、左斜め後ろに反り返るみたいに倒れたって･･････、僕はそういうのは覚えてないんですが、意識が消えていく感覚は、あった気がします。」「ふーん、そうか～。入院してるって、聞いたけど、まさかそんなことがあったなんて知らないから･･････」「･･････、山さん今日は、時間あるんですか？」「ああ、別に用事はないけど。まあ、明日また早いから、ほどほどならね。」「ふふ、良くいいますよ。まあ、いいですけど･･････」と言って、実船は、おかしな話を始めた･･････。（つづく）
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<link>https://ishii-oem.com/blog/detail/20260806072518/</link>
<pubDate>Thu, 06 Aug 2026 07:41:00 +0900</pubDate>
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<title>Episode 7: "Beneath the Cherry Blossoms Behind the Factory"</title>
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Everylunchtime,ShinjiTakahashiwouldmakehiswaytoanoldbenchbehindthefactory.Eversincehewasachild,talkingtopeoplehadnevercomeeasily.Hehadalwayswishedhecould.Hesimplycouldn't.Nowadays,someonelikehimmightbegivenadiagnosis,anamethatwouldhelppeopleunderstand.ButwhenShinjiwasgrowingup,neitherhenorhisparentshadanythinglikethat.Theysimplystruggled,wonderingwhyhecouldn'tdowhateveryoneelseseemedtodosonaturally.Lookingback,itwasalmostheartbreaking.Andyet,ifGodhadn'tgivenhimonegift,perhapslifewouldhavebeenmuchharder.Shinjihadanextraordinarytalent.Hecouldlosehimselfcompletelyinhiswork.Makingthingswaswhathehadbeenborntodo.Whenhewasworking,thevoicesaroundhimdisappeared.Hiscoworkersknewthat.Nooneinterruptedhim.So,evennow,ashequietlyopenedhislunchbyhimself,noonecameover.Ifonlytalkingduringlunchwereaseasy...Lately,hehadbeguntothinkthatpeopleoftenmisunderstoodhim.Hiseyesdriftedtowardthecherrytreebehindthefactory.It'llbloomsoon.Thebudswerebeginningtoblushpink.Hefoundhimselfimagininghowbeautifulitwouldlookwheneverybranchwascoveredwithblossoms....Suddenly,heheardvoicesapproaching."Wanttogosomewherethisweekend""Sure!Whereshouldwego"Twoyoungwomenfromthefactory.Theircheerfulconversationfloatedthroughtheair.I'dbetterfinisheating.Theunexpectedvisitorsstartledhim.Hisbodytensedbeforeheevenrealizedit.Thetwowomencamearoundthecorner.Theymusthavealreadyknownhewasthere,becausetheysimplycontinuedtalkingandsatdownonthebenchbesidehis."Buttheforecastsaysit'sgoingtorainthisweekend."Oneofthemglancedatherphone."That'sashame.""Thecherryblossomsarejustabouttobeattheirbest."Icouldn'tagreemore.Heansweredsilently,insidehisownheart.AreyoutwonewemployeesHewishedhecouldask.Butthewordsnevercame.Tohim,startingaconversationfeltlikestandingatthefootofamountainfartoohightoclimb.It'sbetternottoforceit.ThisiswhoIam.Hequietlyaccepteditandtookanotherbiteofhislunch.Then..."Um...""You'reTakahashi,aren'tyou""Huh"Healmostchoked."Oh...Yes.""Thefactorymanagerwastalkingaboutyourwelding.""Hesaidyou'reamazing."Thetwowomenturnedtowardhim,theireyesshiningwithcuriosity."Youknowhowhealmostneverpraisesanyone.""Sowhenhespokeaboutyoulikethat...""Webothwantedtomeetyou."...Shinjifelttheheatrushtohisface.Heknewhewasblushing."Th-thankyou.""Ishouldgetgoing."Hestoodup,thinkingthatretreatwashisonlyoption.Butbeforehecouldleave,oneofthemcalledout."Nextweekwe'rehavingacherryblossompartyhereafterwork.""Everyone'sinvited.""Theytoldustomakesureweaskedasmanypeopleaspossible.""Pleasecomeifyoucan!""Yeah!""We'dreallylovetohaveyouthere."..."Senpai""Oh...""Okay.""IfIcan...""We'llbewaiting!"Theyansweredbeforehehadevenfinishedspeaking,laughingbrightlytogether.Shinjihurriedaway,almostasthoughhewererunning.Behindhim,hecouldstillheartheircheerfulvoices.Andbeyondthem,hecouldalreadyseethecherrytreesinfullbloom.
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<link>https://ishii-oem.com/blog/detail/20260806061411/</link>
<pubDate>Thu, 06 Aug 2026 06:15:00 +0900</pubDate>
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<title>Episode 6: "A Little Spark"</title>
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"That'senoughfortoday."Thefactorymanager'svoicecamefrombehindme."Yes,sir."Ianswered,thoughinmymindIwasthinking,I'minthemiddleofwelding...AlreadyIwantedtokeepworkingalittlelonger.Butbusinesshadbeenslowlately,andovertimehadbecomearareluxury....WhenIsteppedintothelockerroom,theyoungwomenwhohadbeenchattingandlaughingsuddenlyfellquiet."Goodworktoday.""Seeyoutomorrow."Theirvoicesoverlappedastheygreetedme.WhileIwaschanging,Wakana,thepresident'sdaughter,walkedin."Longday,Tsubaki""Surewas.""Wehaven'twalkedhometogetherinawhile.How'veyoubeen""I'mdoingwell."WakanaandIhadjoinedthecompanyinthesameyear.Maybethatwaswhytherewasneveranyawkwarddistancebetweenus,eventhoughshewaspartoftheowner'sfamily.Outside,theearlyautumnbreezefeltrefreshing.Thethoughtsthathadbeencirclingendlesslyinmyheadaboutworkfinallybegantosettle.Wakanasmiled."Youreallyarealwaysthinkingaboutwork.""Isitreallythatmuchfun""Huh"Ilaughed."I...guessitis.""Imean...maybe.""Yeah...""Ithinkitis."Shelookedatmeandburstintolaughter."Whatareyoutalkingabout""Areyouevenawake""Iam!"Ilaughedtoo.Cometothinkofit,itreallyhadbeenalongtimesincewe'dwalkedhometogether.SeeingtheamusedlookonWakana'sface,Icouldn'thelplaughingwithher."Youreallyaredifferent,youknowthat""AmI""Andyouthinkyou'reonetotalk"Webothlaughedagain."Youknow,Dadwaspraisingyoutoday.""Hethinksveryhighlyofyou.""He'sgivingmefartoomuchcredit.""Thefactorymanagersaidsomethingtoo.""Idon'treallyunderstandwelding,buthesaidthatbesideshim,you'retheonlyonewhocandothisparticularjob.""Areyoureallythatgood"Ishookmyhead."Ofcoursenot.""ThereareplentyofpeoplewhoarebetterthanIam."Aswetalked,Icouldfeelmythoughtsdriftingbacktowardworkagain.Tryingtoshakethemaway,Isaid,"Bytheway...""AreyoufreethisSunday""Wehaven'tgoneanywheretogetherinages.""HowaboutlunchinYokohama"Wakanasmiledapologetically."Sundaywon'twork.""ThemanImetthroughthatmatchmakingintroduction...""IpromisedI'dseehimagain.""Isee.""Well...thatcan'tbehelped."Shegrinned."Thenaskoneofthegirlsfromwork.""You'resurprisinglypopular,youknow.""Ibetyou'veevengottenloveletters."Ipulledaplayfulface."Loveletters""Inthisdayandage""Notachance."WakanawatchedTsubakiandsmiled.She'sbeautiful...Theyhadstartedtogetherasofficeworkers.Yetsomehow,beforeanyonerealizedit,Tsubakihadchosenthefactoryfloor,preferringtospendherdayscoveredinsootandsparks.Atthisrate...Shemightbecomeamasterwelderbeforesheeverthinksaboutgettingmarried.TheeveningsunpaintedTsubaki'sprofileabrilliantshadeofred."Seeyoutomorrow,Tsubaki.""Seeyoutomorrow."Tsubakismiledandwaved.Wakanastoodthere,watchinguntilherfrienddisappearedaroundthecorner.Theautumnbreezefeltjustalittlecolder.
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<link>https://ishii-oem.com/blog/detail/20260806060734/</link>
<pubDate>Thu, 06 Aug 2026 06:08:00 +0900</pubDate>
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<title>第十八話　「新聞部」</title>
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「八木下君、工場長が呼んでるよ」大きな架台を検査中だったので、少しムッとした男は、わざと少し遅れて行った。「なんですか？今T7の検査してるの知ってますよね？」「すまん、すまん。どうしても、今日中に、八木下、ちょっと頼みがあってな。」と珍しく下手に出る工場長に違和感を覚えながら話を聞くと、案の定めんどくさい話をされてしまった･･････。八木下は、会社の新聞部に所属していた。所属といっても、命令されてやっているわけではない。履歴書に高校の時の部活動を書く欄にそのことを記入したら、「やってくれないか」と頼まれた。そして、そのまま二十年、続けている。八木下に頼んできたのは、当時専務だった、現社長の黒鉄正男だった･･････。「しかし、やっかいな頼まれごとをした」と八木下は思った。しかし、（面白い･･････）と内心ほくそ笑む自分もいた･･････。「今回の新聞は、面白いな」社長の黒鉄は、社長室でお茶を飲みながら娘の若葉に言った。「お前、読んだ？今回の社内報」「ええ、読みました。」「どうだった？」「どうって？」「いや、社内報を始めて二十年、根津さんが投稿するなんて始めてだよ。びっくりしたよ」「そういえば･･････。根津さんって、何か書くイメージないですね。確かに、以外かも。」「しかも、良く書けてる。」と、改めて読み返した･･････。題名は「そして、感謝」「この度、九月をもちまして定年退職するにあたり、皆様に感謝の気持ちを伝えたくて、慣れない筆をとりました。社内報は、三ヶ月に一回。今回の七月号に間に合わなと次がない、ということで慌てて書きましたので、書きたいことも書かなくてはいけないことも、書ききれない、そんな気持ちでございます。さて、思えば私が我が黒鉄製作所に入社したのは、四十年以上前のことです。当時、私は何が何でも東京に行きたいと思い、無我夢中で上京しました。長渕剛の「とんぼ」という曲は、私たち田舎から出て来た者たちにとっては、ホントに骨身に沁みる曲でした。この会社に縁があり、東京ではなく横浜でしたが、都会で就職させてもらえたことは、涙が出るほど嬉しい、と感激したことは今でも覚えています。。当時の社長は、今は亡き先代の黒鉄康夫会長でした。会長には、本当にお世話になった。田舎者の私を、まるで自分の息子のように可愛がってくださいました。私は、会長のために働くことが生き甲斐でしたし、それだけで幸せを感じることが出来ました。会長が亡くなった時は、道しるべを失ったように感じました。しかし、その後、現社長黒鉄正男さんが、その跡を継ぎ一生懸命やってくださるのをみて、私たち古株がどれ程救われたことか･･････。我々は、仕事に人生をかけることに生き甲斐を感じる古い人間です。会社のために、社会のために、子供たちの未来のために、頑張ることに生き甲斐を見出したいのです。だから、社長の姿勢が正しいことは、我々の喜びと一本の線でつながるのです。私は、この会社で働けたことに、感謝したい。そして、幸せな時間を過ごせたことに、感謝したい。これから未来のある皆さんにも、幸せがたくさん待っている、そう確信しています。･･････このあと、この記事は、定型的な文で締めくくられていた。正男は、含み笑いをした。（あのひどい酒飲みの根津が、会長にさんざん怒られて、仕事中までコッソリ酒を隠し持って、挙句に飲んで大暴れして、･･････大変な問題児根津が、こんな殊勝な文章を書くなんて、･･････ありえないな。これは、新聞部八木下が一枚んでるな？）正男は思った。果たして後日、八木下を問い正すと、今回の記事を書いたのは八木下本人だと白状した。「根津さんというより、工場長に頼まれまして･･････」と頭を掻く八木下を責める気にはなれなかった。しかし、八木下は言うのだ。「しかし、あくまで文章にまとめたのはが自分ですが、根津さん本人の口から出たことばです。根津さんに、これ本当に書くんですか？と聞いたら、俺は書けねえ、っていうか文章なんて書いたことねぇ、なんて言うんで･･････。ですから、なるべく本人の思いが伝わるように、あまりアレンジしたりしないようにしたつもりです･･････。」社長室に戻った正男は、改めて社内報を読み返した。「あら、また読んでるの？」お茶を運んで来た若葉が社長の背中に話しかけた。「･････」「社長？」少し俯きながら、正男は、黙って、しばらく記事を見つめていた･･････。
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<link>https://ishii-oem.com/blog/detail/20260805175832/</link>
<pubDate>Wed, 05 Aug 2026 18:01:00 +0900</pubDate>
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<title>第十七話　「展望」</title>
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第一工場の班長は、三人いる。杉谷はその内の一人で、一番若手だ。（班長になってもう四期･･････今期こそ、結果を出したい。メンバーの力もだいぶついて来た。焦りは禁物だが、そろそろ･･････）杉谷班メンバーは、五人。（新人の横田君は、まあ良いとしよう。やる気もあるし、研究心もある。三年･･････四年後に、期待･･････だな。熟練のタケさんと根津さんは、安定している。最近根津さんが、少し落ちてきた気もするが、定年間近なのを考慮すれば当然か。･･････問題は、中堅のつばきと佐野だな。確かに中堅の中では二人とも比較的若手だが、それを差し引いても、見劣りは、ある。佐野と同期の高橋君とは、かなり差がついている。つばきも、ポジションで比較するなら、他の班はエース級の連中たち･･････、まだまだだな･･････）いつもと同じ悩みを反芻しているうちに、三時休憩終了のチャイムが鳴った。（だからといって、諦めるわけにはいかない。この連中で、結果を出したい･･････、このメンバーで！必ずあるはず、突破口が･･････）やはり、キーマンは、伸びしろのある二人だ、と思いながら、（･･････俺も頑張らなくちゃ）いつの間にか自分の仕事に没頭していった。この春入社の女子社員は三人いるが、一人は営業部で、二人は業務部に配属された。最初の二週間ほどは、三人一緒に研修を受けていたが、それぞれ配属されると営業の杉崎夏海は完全に別行動になった。「そういえば、最近杉崎さんに会った？」「会ってないわね～。元気かしら。この前、おとといかな？なんか慌てて走ってたわ。遠くから見たんだけど、あれは、杉崎さんね。頑張ってるわね。」「彼女に比べると、のんびりしてるわ、あたしたち。」業務部配属の二人に、気だという自覚はあった。休日のこの日、二人は、駅に隣接して建つ高級ホテルのレストランでランチをとっていた。「なんか、会社に入ったらつまらないかな、と思ってたけどユーミンに会えて良かったわ。」長身の方の娘がユーミンと呼んだ娘の本名は、夢美。「あたしも、深雪（みゆき）に会えて良かった。高校の時より、楽しいわ」「それは言い過ぎじゃない？」「うーん、けっこう言い過ぎじゃないかも」「･･････ウソ？」雲一つない真夏の空と照りつける日差しを冷房のバッチリ効いたレストランから眺めながら、うだうだと時間が流れた。「･･････それにしても、やっぱり、杉谷先輩は、カッコイイわ」深雪が、言った。「あら、深雪、杉谷派？」「派･･････じゃないけど、男らしいじゃない？」「うーん、そうね。あたしは高橋先輩かなー」「分かる。ユーミン、ああいうちょっと頼りなさそうな草食系、好きそう。」「あーあ、分かってないわね。高橋先輩の男らしさ、そこ、気がつかない？」「どこが？」「何が？」「だから、高橋先輩の、どこが男らしいのよ？高橋先輩って、高橋真司先輩のことでしょ？」「他に、どこに高橋先輩、いるのよ？」「分かんないけど、営業とかにいるのかと思って。マッチョなオジサン、高橋さんが。」「深雪は、杉谷先輩みたいな感じが男らしいんでしょ」「･･････」「あたしは見る場所が違うの」「･･････へー」「なによ」「･･････で、けっきょく、ユーミンは高橋先輩ともう少し懇意になりたい感じ？」「別に、そんなこと･･････ないけど、話はしてみたいかな～？」「ふーん、どこがいいんだか･･････。でも、まあ、ユーミンのためだ。一肌脱ぎましょう！この深雪姉さんがッ！」「姉さんって、同い年じゃない。いいわよ、別に。頼んでないし」「なに水くさいこと言ってんの？そうと決まれば、考えましょう！わたしなら見つかるわよ、いい考えが！」高橋真司は、今日も電車を乗り過ごした。気が付いた時には、電車のドアは無情にも閉まっていた。（また、やった･･････。）寝てたわけではない。考えごとをしていた。考え事は、仕事中も、食事中も、朝起きてベットの中でも、いつも頭から離れなかった。（これは、きっと面白い！）ある時閃いた、頭の中の映像･･････それがいつも真司の目の前に見えていた。真司は、昔から工業地帯の夜景が好きだった。その光景を見ていると、そこで働く人たちの息づかいが聞こえて来るように感じた。（･･････きれいだなー）幻想的に夜の闇に浮かぶような光景･･････。人間の世界と夢の世界の混じり合う空間･･････。人間の創造した美･･････凝縮されているようだ･･････（いつか作りたい）いつからか、工業地帯を何らかの形で表現したい･･････それは、真司の夢になった。･･････そして、最近、（もしかしたら、この方法なら、再現できるかも･･････！）一つの案が浮かんだ。（こうなって、こう着くと、側面がこの役割になって･･････、うーん、ぶつかるかー･･････良い組み立て方法が、必ずあるはず･･････でも、･･････気が早いけど、これだけは決まってるんだ。･･････この製品の名前は、）真司は誰にも聞こえないくらい小さな声でつぶやいた。「パネモデル･･････」
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<link>https://ishii-oem.com/blog/detail/20260804191429/</link>
<pubDate>Tue, 04 Aug 2026 19:25:00 +0900</pubDate>
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<title>Episode 5: "The Little Old Chair"</title>
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"...WellWhatisitGotsomethingtosayIdon'tmuchcareforpeoplestaringatme."IcouldtellIwasmakingquiteanunpleasantface."Youcanseeforyourself.I'machair.I'vebeeninthisfactoryforoverfortyyears.ComfortableNotanymore.Afterfortyyears,whatdoyouexpectAnddon'tyougolookingdownonme!WhenIfirstcamehere,Iwasafinechair.Averyfineone.Andthiscompanywasdifferentthen,too.HmWhat'sthatYouthinkthecompanyisinbettershapenowHa!That'snotwhatI'mtalkingabout.You'reprobablythinkingaboutsales,betterwages,thingslikethat.Allright,allright.Slowdown.Iknowwhatyou'retryingtosay.Andyes,thosethingshaveimproved.Therearemoresincereyoungpeoplenow.It'sbecomeawonderfulcompany....No.Actually,that'snotquiteright.It'salwaysbeenawonderfulcompany.That'sright.I'vebeenwatchingalltheseyears.Ishouldknow.But...Iworryaboutthiscompany.""WhatYoulooksurprised.IsthatreallyhowyouseemeHmph...That'salittlelonely.""Isupposethat'sbecauseI'mjustachair.YouthinkIdon'tcareaboutanything.Youpoorblindfool.""Whatworriesme...istheheart.Theheartofthisplace.That'swhattrulymatters.Atleast,ifyouaskme.""Therearemoremachinesnow.Saleshavegrown.Thecompanyhasbecomestrongenoughtowithstandalmostanything.Maybe.Buttherewasatime,longago,wheneventhesmallestsetbackmadeeveryonewonderifthecompanywouldsurvive.Thechairman'swifeusedtoworryallthetime.Backthen,thechairmanwasstillthepresident.Heneversaiditaloud,nevershoweditonhisface,butmorethanoncehewonderedifitwasallover.HowdoIknowBecausehesatonme,restless,smokingonecigaretteafteranother.Youlearnalotwhensomeonesitswithalltheweightoftheirworries.""Funny...Thosedaysfeellikeyesterday,eventhoughthey'vebecomesofaraway."..."Themanwhostillsitsonmeeverymorning,drinkinghiscoffee...HejoinedthiscompanyalittleafterIarrived.Whenhewasyoung,heusedtocry.Nooneelseseemedtonotice.ButIdid.Hecouldn'tdothejobthewayhewanted.Itfrustratedhim.Aftereveryoneelsehadgonehome,hewouldstaybehind,workingalone,longintothenight.Irememberthosedayswell.Eventually,hebecameverygoodatwhathedid.Ineversawhimcryagain.Onlywhenhewasyoung."Theoldchairquietlylookedacrossthefactory.Fromwhereitstood,itcouldseeeverything.Itrememberedthedayswhenthepresidentandhiscoworkerswerestillyoung,workingwithenergyandhope.Thenthechairspokeoncemore...."Idon'trememberthecraftsmanwhomademe.ButI'msurehebuiltmewithallhisheart.Perhaps...hebreathedalittlelifeintome.""Andmaybe...thatcraftsman'sheartstilllivesinsideme.Perhapsthat'swhyIlovethiswarm-heartedcompanysomuch.""WhatYouthinkIsoundhuman"Theoldchairgaveagentlechuckle."Everythinghasaheart.Eventhings.Don'ttellme...youneverknewthat."
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<pubDate>Tue, 04 Aug 2026 16:50:00 +0900</pubDate>
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